滋賀県大津市中庄一丁目14-10-2

駐車場あり

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☎ 077-572-9978

１．当院の治療方針

当院では、手、足、首、肩、腰など身体各所の病気やケガの治療を行います。正確な診断、わかりやすい説明、適切な治療法の提供をモットーとしております。患者さんの年齢、職業、生活習慣など多くの要素を考慮し、ご希望を伺いながら、ご本人にとって最も適した治療法を選択致します。手術が必要な患者さんには、時期を逸することなく、専門医のいる近隣の病院や滋賀県内外の大学病院をご紹介します。安心してご相談ください。

２．関節リウマチについて

　近年、リウマチ治療は大きく進歩しました。治療薬の主体はメトトレキサート（リウマトレックス）の内服です。多くの患者さんに有効で、なかにはほとんど症状がなくなる患者さんもおられます。当院では、リウマチと診断した患者さんには原則メトトレキサートによる治療を開始し、増量しても効果がない場合は他の免疫抑制剤の併用や、生物学的製剤の注射を試みます。抗CCP抗体が高値の患者さんでは、病状の進行が早く、関節の変形も進みやすい傾向がありますので、比較的早期から生物学的製剤の使用を考慮する必要があります。最近では、JAK阻害剤という新しい内服薬も使用しています。メトトレキサートも生物学的製剤も副作用には十分な注意が必要です。薬の投与前には適応の可否を判定し、投与中には定期的な診察と検査を行う必要があります。

３．骨粗鬆症について

　高齢者の増加に伴い、骨粗鬆症の患者さんが増えています。背骨の骨折、大腿骨の骨折、上腕骨の骨折、手首の骨折など、高齢者にみられる骨折の多くは骨粗鬆症に関連した骨折です。骨折の予防には、足腰の筋肉を鍛え身体のバランスをよくして転倒を防ぐことと、骨粗鬆症を治療することが大事です。ウォーキング、ジョギング、エアロビクスなどの運動が有効です。骨粗鬆症の治療にはいろいろな薬が使われています。当院ではＸ線検査、超音波骨密度測定装置、血液検査などで現在の骨の状態を診断し、適切な治療を行います。

4．骨・軟部腫瘍について

　手足の皮下、筋肉、骨にできる腫瘍は骨・軟部腫瘍と呼ばれ、整形外科医が治療を担当します。頻度は少ない病気ですが、なかには骨肉腫のような悪性の腫瘍もあり、慎重に診断しなくてはなりません。私は勤務医時代に長年、骨・軟部腫瘍の診断と治療に携わってまいりました。手足にできたしこりでご心配な方は、お気軽にご相談ください。